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コミュニケーションのバケツをいっぱいにする。

伝わったという事を肌で覚えた貴重な経験でした。

2005年の夏、ヨーロッパへ貧乏旅行をしていた頃の話です。

イタリアのトリノ駅へ向かっている途中、迷子になってしまいました。
地元に詳しそうなローカルマダム2人組とスレ違い、英検3級レベルの英語で道を聞いてみる事にしました。
当然マダムたちはイタリア語が母国語なので、全く言葉は通じません。
それでもトリノ駅へ行きたい私はジェスチャーで「Right 右」「Left 左」を説明しました。
私とマダム達は意思が疎通した事が分かると、嬉しく、テンションが上がり、言葉ではない会話を楽しみました。

それはキャッチボールというよりは、コミュニケーションのバケツにお互いに水を汲み入れ理解を満たしていく。
そんな感覚でした。

お礼を言い別れた後、徒歩で4km1時間程の道のりでトリノ駅に着く事が出来ました。
トリノ駅の3番ホームに立った時、マダムへの感謝とその時のコミュニケーションに深い感慨を覚えました。

伝わったという事を肌で覚えた貴重な経験でした。
いつでも思い出せる鮮明な記憶となっています。

それから私は「想いは表現や形を変える事でもっと伝えることが出来る」そう強く思うようになりました。
世の中に満たされたバケツが増えれば、楽しさと良い結果が今以上に増えていくのではないか、と考えるようになりました。

想いを伝わる形に再構成する事とは相手がコミュニケーションのバケツに水を入れようとするきっかけを作ることです。
相手がバケツに水を入れたいと思うような形に想いや伝えたい事を再構成したい。

そう思い会社を設立しました。

もしこのトリノ駅での話に共感をして頂けるのならば、きっと私たちは良い関係を築くことができると確信しております。